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着物の出張買取は完全無料の業者を選べば自宅で手間なく売却できる

着物の売却方法には、店舗への持ち込みや宅配に加えて出張買取という選択肢があります。

とくに出張費や査定料、キャンセル料が無料で利用できる業者は、負担をかけずに売却したい人に適しています。

査定員が自宅まで訪問するため、重い着物を持ち運ぶ必要がありません。

保管していた品が多い場合でも、まとめて査定を受けられる点が出張買取の利点です。

本記事では、出張時の費用がすべて無料で利用できる着物買取業者を紹介します。

あわせて、各買取業者の査定方針や対応条件を比較し、違いをわかりやすく解説します。

目次

着物の出張買取は完全無料の業者を比較すれば費用をかけずに売却できる

着物の出張買取を費用負担なく進めるには、出張料などすべての費用が無料となっている買取業者を選ぶことが重要です。

出張買取では、無料と提示している買取業者でも、キャンセル時の返送料や一部地域での出張費がかかる場合があります。

以下で紹介する業者であれば、すべての費用が無料で利用できます。

完全無料の出張買取業者 比較一覧表

スクロールできます
業者名出張料査定料キャンセル料女性査定員対応即日訪問特徴的な対応内容
バイセル無料無料無料あり対応可全国即日対応、成約率が高い
福ちゃん無料無料無料なし応相談作家物・証紙付き着物の高額査定に強い
ザ・ゴールド無料無料無料指定可応相談丁寧な対応と明確な説明が強み
久屋無料無料無料なし応相談証紙付きや高級着物に特化
着物プレミアム無料無料無料専用窓口あり応相談女性専用窓口あり、事前相談が丁寧
おたからや無料無料無料一部対応対応可即現金化、他品とのまとめ売りも可能

上記の業者は、費用がいずれも無料となっているため、費用をかけずに出張買取を申し込めます

なかでも急ぎで買取を希望する人であれば、バイセルは迅速に対応してくれます。

バイセルは即日訪問とキャンセル無料を明記し全国で出張に対応

バイセルは着物の出張買取において、即日訪問と全国対応を実現している大手の買取業者です。

出張料や査定料はもちろん、提示金額に納得できなかった場合のキャンセル料もかからず、費用を負担せずに依頼できます。

申し込みしてから訪問までの対応が早く、午前中に申し込めば当日訪問も可能です。

バイセルは、全国を対象とした査定体制が整っており、地方でも都市部と同じ基準で査定を実施してくれます。

買取の対象となる着物も振袖や訪問着に加えて、汚れやシミがある着物も査定の対象に含まれます。

バイセルの無料対応サービス条件

項目内容
出張料無料
査定料無料
キャンセル料無料
対応地域全国47都道府県対応
即日訪問可能(地域と時間帯によって異なる)
査定対象の一例振袖、訪問着、紬、証紙付き、汚れのある着物など
査定担当者の特徴着物専門の担当者が在籍、女性の担当者にも対応可能
契約不成立時の返送料無料

キャンセル時にも費用がかからないため、査定だけお願いしたい場合にも最適です。

福ちゃんは証紙付きや作家物の査定に強くキャンセル料も無料で対応

福ちゃんは、証紙付きの高級着物や有名作家の作品など、専門性の高い査定が求められる着物に対応できる買取業者です。

出張料や査定料、キャンセル料はすべて無料で、査定のみの利用でも費用は一切かかりません。

査定を担当するスタッフは着物に関する専門知識を有しており、落款や証紙の有無、産地や技法の違いなどを丁寧に見極めて査定額を提示してくれます。

作家名や保存状態に応じた説明も受けられるため、高級着物を適正な価格で評価してもらいたい人に最適です。

無料対応の条件も明確で、査定後にキャンセルしても追加費用が発生しない仕組みが整っています。

地方への出張に対応しており、自宅にいながら専門査定を受けたい人にとって利用しやすい業者です。

福ちゃんの無料対応サービス条件

項目内容
出張料無料
査定料無料
キャンセル料無料
対応地域全国対応(即日訪問はエリアにより異なる)
即日訪問一部地域で対応可能
査定対象の一例証紙付き、作家物、大島紬、加賀友禅など
査定担当者の特徴着物専門の担当者が在籍、証紙や落款の確認に対応
契約不成立時の返送料無料

福ちゃんは証紙や産地、作家名などの知識に基づいた査定を重視する人にとって、信頼して依頼できる買取業者です。

ザ・ゴールドは女性査定員による訪問対応と説明の丁寧さが特徴の買取業者

ザ・ゴールドは、女性査定員による訪問対応と丁寧な説明が特徴の出張買取業者です。

出張料や査定料、キャンセル料のすべてが無料となっており、査定だけを希望する場合でも費用はかかりません。

利用者が希望すれば、女性の査定担当者を指名できる体制が整っており、一人暮らしの女性や高齢者が安心して依頼しやすい買取業者です。

査定時には着物の種類や保存状態を確認しながら、買取価格の根拠についても丁寧に説明してもらえます。

全国出張にも対応しており、地域によっては即日訪問してくれます。

ザ・ゴールドの無料対応とサービス条件

項目内容
出張料無料
査定料無料
キャンセル料無料
対応地域全国対応(即日訪問は地域によって異なる)
即日訪問一部地域で対応可能
査定対象の一例振袖、訪問着、色無地、紬、証紙付きの着物など
査定担当者の特徴女性査定員を希望できる、説明が丁寧
契約不成立時の返送料無料

久屋は証紙の有無や産地の違いを重視して査定をおこなう専門性の高い買取業者

久屋は、証紙付きの高級着物や伝統工芸品に対して専門性の高い査定をおこなう出張買取業者です。

出張料・査定料・キャンセル料はいずれもかからず、査定のみの依頼にも対応しています。

査定を担当するのは証紙や産地、織りの特徴に精通した着物専門の担当者です。

大島紬や牛首紬、加賀友禅といった高級着物の価値を見極め、他社では評価されにくい品も丁寧に査定してくれます。

久屋は全国に出張しており、反物や未仕立ての着物にも対応しています。

久屋の無料対応とサービス条件

項目内容
出張料無料
査定料無料
キャンセル料無料
対応地域全国対応
即日訪問応相談(事前の確認が必要)
査定対象の一例本場大島紬、牛首紬、加賀友禅、証紙付きの反物など
査定担当者の特徴産地・証紙に詳しい着物専門の担当者が対応
契約不成立時の返送料無料

着物プレミアムは女性専用の電話窓口と無料対応の出張査定をおこなっている買取業者

着物プレミアムは希望すれば女性の査定担当者を手配できるため、一人暮らしの女性や家族以外の立ち会いが難しい人でも利用しやすい体制が整えられています。

出張料や査定料、キャンセル料はいずれもかからず、査定のみの依頼でも追加費用は発生しません。

専用の電話窓口では、女性オペレーターが対応し、訪問に関する不安や着物の状態について事前に確認できます。

査定では振袖や訪問着のほか、長期間保管されていた着物や証紙のない反物なども対象となっており、内容によってはまとめて依頼することも可能です。

全国出張に対応しており、訪問日時は相談することで調整してもらえます。

着物プレミアムの無料対応とサービス条件

項目内容
出張料無料
査定料無料
キャンセル料無料
対応地域全国対応
即日訪問応相談(予約状況により調整)
査定対象の一例振袖、訪問着、紬、長期保管品、証紙なしの反物など
査定担当者の特徴着物に詳しい担当者が対応、女性専用窓口あり
契約不成立時の返送料無料

おたからやは着物を即日現金化できてまとめ売りにも対応している買取業者

おたからやは、着物をその場で現金化できる即日対応と、着物以外の物もまとめて査定をしてくれる買取業者です。

申し込みから最短当日の訪問が可能で、査定後すぐに現金で支払いしてくれます。

振袖や訪問着とあわせて、帯や和装小物、貴金属やブランド品なども一括で査定できるため、整理を目的とした売却にも適しています。

着物単体での依頼はもちろん、遺品整理や引っ越しに伴って複数品目をまとめて売却したい場合にも利用しやすい買取業者です。

買取が成約しなかった場合でもキャンセル料金は一切かからず、他の費用もすべて無料です。

全国に多数の店舗を展開しており、出張対応エリアも幅広い買取業者です。

おたからやの無料対応とサービス条件

項目内容
出張料無料
査定料無料
キャンセル料無料
対応地域全国対応(離島・一部地域を除く)
即日訪問対応可能(地域によって異なる)
査定対象の一例振袖、訪問着、帯、和装小物、ブランド品など
査定担当者の特徴幅広いジャンルに対応できる査定員が在籍
契約不成立時の返送料無料

出張買取では無料対応の業者を選ぶことで費用負担を避けられる

着物の出張買取では、出張料や査定料などの費用がすべて無料かどうかを事前に確認しておく必要があります。

無料と記載されていても、査定のみの依頼や特定の地域では費用が発生する例もあるため、条件を細かく確認しなければあとから請求される可能性があります。

実際に費用が発生する事例や、無料で対応してくれる買取業者の見分け方を解説していきます。

出張費や査定料が発生する事例があるため無料業者の選定が重要になる

無料と記載されている出張買取でも、実際には出張費や査定料が発生する例があります。

たとえば、対応地域の外から申し込んだ場合の訪問料や、査定だけ依頼した際に返送料を請求されるなどです。

買取業者が査定の対象としていない着物を申し込んだ場合、出張査定後に買い取りを断られる事例もあります。

以下、3項目は出張買取を依頼する前に業者に確認しておきましょう。

  • 出張料
  • 査定料
  • キャンセル料

事前に確認しておくことで、買取業者から費用を請求されなくなります。

無料であれば査定後に売却を断っても費用が発生しない

出張買取において、すべての費用が無料である業者を選んでおけば、査定後に断っても費用は発生しません。

買取業者の中には無料と明記されていても、キャンセル料や返送料を請求してくる場合があります。

無料が適用されるのは売却成立を前提とした対応である可能性があるからです。

買取を断る可能性がある場合、事前に以下の項目で費用の有無を申し込み前に確認しておきましょう。

項目確認すべき内容
キャンセル料査定後に断ったときに費用について
返送料買取不成立時に着物を返送する際の負担について
出張費出張のみで契約に至らない場合の費用について

上記の項目を確認せずに買取査定を依頼すると、想定外の費用を負担する可能性があるからです。

無料条件や地域制限を事前に確認すれば出張買取を断られずに済む

無料条件や地域制限を事前に確認しておけば、出張買取を断られることはありません。

買取業者によっては、対応地域を本州のみに限定していたり、離島や一部の山間部を訪問対象外としている場合があります。

振袖や訪問着のみを査定対象としていて、小紋やウール着物などは受け付けていないケースもあります。

出張対応地域や買取対象の着物を確認せずに申し込むと、査定を断られたり、着物を返送する際に送料を請求される場合があります。

訪問の可否を判断するには、業者の案内ページにある対応地域一覧や、取扱い可能な着物の種類を事前に確認しておくことが大切です。

地域や着物の種類によっては出張対応外となることがある

出張買取の対応地域や査定対象となる着物の種類は、業者ごとにあらかじめ定められています。

たとえば、離島や一部の山間部は出張の対象外となっていたり、振袖や訪問着のみを対象として、小紋やウール着物などは取り扱いの対象外とされる場合があります。

実際に出張対応外となる地域や着物の種類の一例

項目対応になりにくい例補足
地域離島、山間部、遠隔地対象地域は業者ごとに異なる
着物の種類小紋、ウール、化繊着物礼装用の着物が優先される傾向

出張の可否や査定の対象になる着物は業者によって異なるため、申し込み前に対応地域と取扱い着物の種類を確認しておけば、訪問を断られる事態を避けられます。

対応条件は、業者の案内ページや買取対象一覧に明記されていることが多く、申し込み前に必ず目を通しておく必要があります。

査定後のキャンセル対応や返送料の有無は事前に確認すべきである

出張買取では査定結果の後に売却を断った場合、キャンセル料や返送料を請求することがあるため、申し込み前に確認しておく必要があります。

とくに査定だけを依頼した場合や返送時の送料は、利用者側の負担になる条件を設けている業者もあります。

キャンセル時に電話での連絡や書類の提出を必要とする業者もあるため、返却に関する手続き内容も確認しておくことが重要です。

確認項目内容の例
返送料買取を断った際に着物を返送してもらう際の送料が自己負担となる場合がある
キャンセル料査定後に売却を辞退した際に手数料などを請求される場合がある
手続き条件キャンセル時に電話連絡や書類提出を必要とする業者がある

上記のような費用や手続きの条件は、業者によって違いがあるため、申し込み前に必ず確認しておけば、不要な請求や再手続きの負担を避けることができます。

出張買取は申込みから支払いまで三つの手順で完了する

出張買取は、申し込みから査定、支払いまでのすべてを自宅で完結できる仕組みです。

利用者は電話や申込み用の画面から、希望内容を伝えたうえで業者と訪問日時を調整し、査定と支払いまでを一連の流れで進めることになります。

以下に、出張買取の基本的な手順と、それぞれの段階で確認すべき内容を整理しました。

手順内容事前に準備すべきこと
1.申し込み電話や専用画面から買取希望を申請着物の種類や枚数、連絡先などの入力情報
2.訪問・査定査定担当者が自宅を訪れ、着物の状態を確認訪問希望日時の調整、本人確認書類の準備
3.支払い・契約完了査定結果に納得すれば、その場で現金または振込で支払い査定同意の意思確認、必要書類への記入

申し込みから支払いまでの手順を事前に把握しておけば、訪問当日に必要な対応を落ち着いて進めることができます。

オンライン申し込み後に電話で訪問日時が決定される

出張買取を利用する際は、業者の申込みページや専用窓口にて、必要事項を入力または連絡し申し込みをします。

申し込みの際に必要な情報
  • 着物の点数や種類
  • 住所
  • 氏名
  • 連絡先 など

申し込みが完了すると業者側から折り返しの連絡が入り、訪問可能な日時の候補が提示され、早ければ当日中に訪問が決まることもあります。

地域によっては希望日から数日先になることもあるため、余裕を持った申請が必要です。

訪問前に確認しておくべき内容

確認項目理由または備考
希望日時の指定希望日に訪問できない場合があるため、候補日を複数用意しておく
査定希望の着物種類や枚数を整理しておくことで査定が円滑に進む
連絡手段の確認電話の着信にすぐ対応できるようにしておく

訪問の日時が確定した後は、査定当日に必要なものや準備を整えておくことで、査定時間も短縮でき円滑に買取してもらえます。

査定当日は本人確認書類の提示と査定額への同意が必要になる

出張買取の査定当日は、業者の担当者が訪問し、着物の状態や種類を一点ずつ確認します。

買取契約を結ぶためには、事前に本人確認書類を提示する必要があります。

本人確認は、古物営業法で義務付けられている正式な手続きです。

確認書類に不備があると買取が成立しないため、事前に準備しておく必要があります。

査定が終わり、提示された買取金額に納得できれば、契約が結び現金または銀行振込で代金が支払われます。

査定当日に確認、準備すべき項目は、以下のとおりです。

確認項目内容
本人確認書類運転免許証や健康保険証など、氏名と現住所が確認できるもの
査定額への同意判断査定結果に納得できない場合は売却を断ることができる
契約書への署名確認納得しないまま急いで署名せず、一度検討しても問題ない

本人確認や査定額への同意は、契約に必要な正式な手続きです。

必要な準備を整えたうえで、納得できる条件でのみ契約を進めるようにしましょう。

クーリングオフ制度を使えば着物の買取締結後でも契約を解除できる

出張買取では、査定額に納得できず契約を取り消したい場合、クーリングオフ制度を利用することで契約の解除が可能です。

クーリングオフ制度は特定商取引法によって定められており、訪問形式の買取契約であれば、契約日を含めて8日以内であれば理由を問わず無条件で解約できます。

契約を解除する際は、業者から受け取った契約書に記載された連絡先へ、書面や電話などで意思を伝える必要があります。

とくに書面での申請は記録が残るため、確実な手段として推奨されます。

申請が受理されれば、すでに引き渡した着物は無料で返却され、返送料やキャンセル料を請求されることはありません。

制度の適用にあたっては、以下のような確認項目を事前に把握しておきましょう。

確認項目内容
適用期間契約日を含めて8日以内
手続き方法書面や電話などで申請可能(書面の方が確実)
返送料・手数料の負担利用者に費用は発生せず、着物は無料で返却される
契約書の確認事項クーリングオフ制度の記載があるかを契約時に確認しておく

クーリングオフは、強引な勧誘や不当な価格提示から利用者を守るための制度です。

売却後に不安を感じた場合でも、法的に認められた手続きにより、契約を取り消して着物を返却してもらうことができます。

契約書の確認と法制度を理解することで出張買取時の費用問題を回避できる

出張買取では、査定後に返送料や手数料を請求される場合がありますが、原因は契約書の確認不足によって起こります

契約書には、買取金額のほかに出張費や査定料、キャンセル料といった記載が必須です。

書面と口頭説明に差異がないかを確認し、情報が不十分なまま署名を求められた場合は、すぐに説明を求めましょう。

以下のような項目を事前に確認しておくと、不要な費用請求や誤解を防ぎやすくなります。

確認項目内容
契約書の有無書面が交付されているかどうか
手数料・費用の記載査定料・出張費・返送料などの明記があるか
同意欄の確認署名・押印が求められる箇所とその内容を理解しているか
担当者の説明内容書面と口頭説明が一致しているか、不明点が残っていないか

次の章では、実際に発生しやすい費用トラブルとその対処法について解説します。

提示額が広告より低い場合は査定根拠の開示を求める必要がある

価格差の理由を明確に尋ねることが重要であり、出張買取では広告で大きく提示された金額と実際の査定額が大きく異なる場合があります。

「最大◯円買取」「高価買取」といった表現に期待して申し込んでも、相場を下回る査定額を提示される例もあります。

着物の種類や状態によって金額が変動するのは当然ですが、根拠を業者が具体的に説明できない場合は誇大広告や不当表示の可能性があります。

  • 広告での記載が最大金額や例外的条件を前提としていなかった
  • 着物の状態や種類が、減額対象として妥当な理由になっている
  • 減額理由や査定結果に関する説明が具体的におこなわれている

納得できない査定であっても、無理に契約する必要はありません。

説明が不十分なまま同意を求められた場合は、その場で取引を中断する判断も必要です。

書類を交付しない業者は特定商取引法に違反している可能性がある

出張買取では、契約時に書面を交付することが法律で義務付けられています。

契約書を渡さず、口頭のやり取りだけで手続きを進めようとする業者は、特定商取引法に違反している可能性があります。

書類が交付されなければ、契約条件の確認やトラブル時の証拠保全ができません。

とくに契約書の控えや査定明細が交付されていない場合は、以下のように取引自体の無効を主張できる場合もあります。

  • 書面は後日郵送すると言われたが実際には送られてこない
  • その場でサインだけ求められ、控えを渡されない
  • 書類の記載内容について質問しても説明が曖昧、または拒否される

書面の交付がなかった場合でも、消費生活センターや行政窓口に相談することで対応が可能な場合があります。

悪質な出張買取業者による被害は事前の確認で回避できる

悪質な出張買取業者による被害は、訪問前のやり取り段階で見抜けます。

たとえば、査定だけと説明して訪問した業者が実際には着物を勝手に袋へ詰めて持ち帰ろうとした事例や、契約内容の説明がないまま署名を求められた報告もあります。

参照元:訪問購入 – 独立行政法人国民生活センター

挙げられた事例や報告は、特定商取引法に違反する可能性があり、契約前の確認と対応が重要です。

申し込みや初期のやり取りの段階で業者の対応に不自然さがあれば、契約前に取引をやめる判断が求められます。

以下に、悪質な業者に共通する特徴と、申し込み前に確認すべき具体的な注意点を示します。

電話や訪問時に強引な勧誘があった場合はその場で断ることができる

出張買取の現場では、契約を急がせる強引な勧誘が確認されています。

たとえば、電話の段階で強引に訪問日を指定された、当日の訪問時に即決を迫られるといった場合です。

「今売らないと損になる」「他社よりも高く買い取れるのは今日だけ」など、判断を急かす発言が繰り返される場合は、契約は見送るのが賢明です。

以下のような対応を買取業者がとってきた場合、即時に取引を断りましょう。

  • 価格の説明をせずに即決を求める
  • 他社との比較や相談を否定する
  • 家に上がった後に態度を変え、断りづらい雰囲気をつくる
  • 「今しかない」「売らないと損をする」と繰り返す発言をする

判断に迷うときは契約はせず、家族や信頼のできる第三者に相談するのも一つです。

費用の説明が不十分な業者は危険性が高いため申し込みを控えるべきである

契約や費用の説明をしない買取業者であれば、危険性が高いので申し込みはやめましょう。

費用について質問しても明確な回答がない場合、あとから費用を請求される可能性があるからです。

以下のような返答をされた場合は、申し込みを控えることです。

  • 「基本無料です」とだけ伝えて詳細を説明しない
  • 「細かいことは当日の担当に聞いてください」と濁す
  • すべてが無料と説明されているが例外条件を明示しない

明確な説明を避ける業者は、契約後に不利な条件を提示してくる場合もあります。

買取条件を曖昧にしたまま契約を迫る業者は注意が必要

着物の種類や状態、査定金額の算出方法や評価基準を示さず、契約を進めようとする業者には注意が必要です。

とくに見積もりや査定の説明をせずに「この場で決めてください」と迫るような場合、条件変更や減額が発生するなど契約後に問題が発生する時があります。

以下のような対応をされた場合は契約を急がず、買取業者の対応姿勢を見極めることが重要です。

  • 買取対象の内容を明言しない
    例:振袖・帯・小物の可否
  • 査定基準や価格の理由を説明しない
  • 「まとめて査定するから細かい説明は不要」と曖昧なまま進める

いずれも説明責任は生じる内容であるため、確認や再検討の余地がない業者なら断るのも一つの方法です。

実際に着物の出張買取を無料でしてもらえた人の口コミ

実際に着物を出張買取に依頼し、無料で買い取ってもらった利用者の体験談を紹介します。

年齢層や地域、着物の種類、業者選びの参考にしてみてください。

30代・女性・大阪府|実家で見つかった訪問着や羽織などを査定

実家の整理で見つかった訪問着や羽織などを査定してもらうため、出張買取を利用しました。

状態があまり良くなかったので売却には至りませんでしたが、査定だけでも丁寧に対応してもらえました。

事前にキャンセル料や出張費が無料と明記されていたので、気軽に依頼できたのが良かったです。

70代・男性・北海道|遺品整理で妻の着物を売却

遺品整理の一環として妻の着物を売却することになり、出張での査定をお願いしました。

正絹の着物や帯のほか、反物などもまとめて出張査定してもらいました。

自宅まで来てもらえることや、手続きが簡単だった点が高齢者にもありがたく、スムーズに取引が完了しました。

即日で現金を受け取れたことも、安心材料になりました。

50代・女性・東京都|訪問着や帯を出張買取

実家の整理で訪問着や帯を手放すことになり、出張買取を利用しました。

日程調整の電話も丁寧で、査定員の人も着物の種類や保管の仕方について詳しく説明してくれました。

証紙がない品もありましたが、一点ずつていねいに査定してもらえました。

提示された金額も納得でき、当日に現金で受け取れたのがとても助かりました。

40代・男性・愛知県|母の振袖や長襦袢などをまとめて売却

母が使っていた振袖や長襦袢などをまとめて売却するために、出張での着物買取を依頼しました。

査定の担当者が到着してからは、すぐに査定が始まり、約30分ほどで全体の査定が終了しました。

出張料やキャンセル料がかからないことを事前に確認できたので、安心して申し込むことができました。

結果は保存状態が良かった振袖が高めの評価となり、満足のいく取引ができました。

60代・女性・福岡県|着物だけでなく帯締めや草履などの和装小物も買い取ってもらった

自宅に査定にきてもらえることにひかれて、出張買取を利用しました。

帯締めや草履などの和装小物も一緒に見てもらえ、まとめて売却できたことが助かりました。

高額査定ではありませんでしたが、費用がかからず断っても問題ない仕組みだったため、気軽に相談できました。

申し込みから査定日までがスムーズで、当日もトラブルはありませんでした。

着物の出張買取でよくある質問を確認すれば疑問を解決できる

着物の出張買取を申し込む前には、費用の発生条件や査定対象となる着物の種類など、具体的な疑問点を事前に把握しておく必要があります。

とくに離島や一部地域への出張可否、証紙の有無による査定額への影響、汚れがある着物の扱いは買取業者によって対応内容が異なります。

以下に、事前確認に役立つ代表的な質問と回答をQ&A形式でまとめました。

出張費や査定料は本当に無料ですか?

出張費・査定料・キャンセル料の三項目すべてを無料としている業者を選べば、費用をかけずに申し込むことが可能です。

ただし、離島や一部地域では無料対象外となる場合もあるため、業者ごとの対応地域を申し込み前に確認しておく必要があります。

汚れやシミがある着物でも査定対象になりますか?

汚れやシミの程度によりますが、買取対象になるケースはあります。

とくに人気作家の作品や正絹の着物は、多少の汚れがあっても需要があるため、査定を断られることはほとんどありません。

査定前に状態を伝えておくことで、買取の可否も確認できます。

証紙がない着物でも査定してもらえますか?

証紙がなくても、査定可能です。

査定員が素材や織り方、柄の特徴などをもとに判断するため、証紙がない着物でも価格がつく場合があります。

ただし、査定額が低くなる可能性はあるため、伝えられる情報は事前に伝えておきましょう。

申し込んでからどれくらいで訪問してもらえますか?

買取業者によって異なりますが、午前中に申し込めば当日中に訪問してもらえます。

対応地域や混雑状況によって変わるため、即日訪問を希望する場合は、申し込み時に確認しておくのがよいでしょう。

男性用やウール素材の着物も買取対象になりますか?

男性用の着物やウール素材の品も買取の対象としている買取業者もあります。

申し込みの際に買取の有無を確認しておくほうがよいです。

査定後に売却を断っても費用はかかりませんか?

無料と明記している買取業者であれば、査定のみ依頼しても費用は発生しません。

ただし、キャンセル時の返送料や手数料などが別途かかる業者もあるため、事前に条件を確認しておくことが大切です。

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